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無差別殺傷事件を機に、約35年続いた東京・秋葉原の歩行者天国の存続をめぐり、
地元で「廃止」「継続」「休止」などのさまざまな意見が出て、紛糾している。“アキバ名物”の今後は不透明な状況だ。
事件をうけ、千代田区は9日午後、地元商店街、町会などと歩行者天国の今後について緊急会議を開いた。
地元住民で、万世橋防犯協会副会長の小暮敞士氏は
「住民の間では、ホコ天は『なくてもいい』『ないほうがいい』という声がほとんど。
秋葉原は最近、おかしな路上パフォーマンスばかり目立つ街になったが、あれを『秋葉原文化』と認めたくない。
『アキバのホコ天は無法地帯』だと思った犯人が、そこに行こうと思う発想が出てくること自体が恐ろしい」と話した。
外神田一丁目万世橋町会の奥山治夫会長も「個人的には、とりあえず、歩行者天国を一定期間休止するほうがよいと思っている。
模倣犯や便乗犯が出てくる恐れもある」と述べた。
地元で顔が広い企業経営者は「廃止派」。
「茨城の通り魔事件犯人も、秋葉原に来てから事件を起こした。殺人犯が来る街になってしまう。
今のホコ天は『歩行者地獄』。続けるべきでない」と語気を強めた。
一方、150店舗が加盟する秋葉原電気街振興会は「存続派」。
同会事務局では「ホコ天廃止には断固反対していく。秋葉原の街はホコ天で活性化し、にぎわっている面がある。
事件とホコ天とは別問題だ」。同会小野一志会長も「歩道の混雑を考えると廃止はかえって危険」と話した。
メイドカフェの20代女性店員は「秋葉原は1つの文化。歩行者天国は続けてほしい。楽しい街であってほしい」と訴えた。
歩行者天国は1973年(昭48)スタート。次回15日は「哀悼の意を表すべき」との声が強く、中止の可能性が高いという。
区によると存続の可否は、地元などの意見を聞いた都公安委員会が最終的に判断する。
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