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・ネット開発者で構成するベンチャー企業・ロケットスタートの矢野さとるさん(satoru.net)は
6月12日、ネット上の犯行予告を集約するサイト「予告.in」を公開した。フォームから犯行
予告情報を投稿してリアルタイムで共有できるほか、2ちゃんねる(2ch)やブログ、はてな
ブックマークから犯罪予告関連の書き込みを自動収集。犯罪防止に役立ててもらう狙いだ。
フォームに投稿した情報は、Twitterの専用アカウント「yokoku_in」に自動で投稿されるほか、
Yahoo!グループの専用メーリングリストに流れる。
2ch検索から「犯行予告」「殺人予告」「殺します」「殺す」「爆破」「通報」というキーワードを
含むスレッドを、定期的に自動取得してトップページに掲載。はてなブックマークからは
「犯罪予告」「犯行予告」「爆破予告」「犯罪」を含む記事を、テクノラティを使ったブログ検索で
「犯罪予告」「犯行予告」「殺人予告」を含む記事を取得する。各種APIを活用して構築した。
矢野さんは11日夜、「増田総務相が来年度予算の概算要求に、ネット上の犯行予告検知
ソフトの開発費を盛り込む。費用は数億円」という内容の報道を見て、「ネットの仕組みを
使えば、0億円で数時間でできる」と考え、実際に1人で2時間で作ったという。
報道にあったような、犯行予告を自動で検知するソフトの場合、関係ない情報を大量に
収集してしまったり、検知をすり抜ける隠語が利用される―といった可能性があり、
精度を高めるのが難しい。
矢野さんは「2chで犯行予告を探し、通報しているボランティアは多い。そういった
“ネット上の良心”をリソースに、人手で探す人海戦術のほうが、より精度が高いだろう」と
考え、CGM(Consumer Generated Media)型防犯システムを発案したという。
「最近は、ネットの悪い部分ばかり取り沙汰され、いい部分が出てこなくて悲しい。2chの
住人の地道な活動などが、こういうツールやサービスを通じていい方向に使われば」(一部略)
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
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