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将来に継承すべき伝統文化や自然、景観などを「ちば遺産100選」
「ちば文化的景観」として選定するため県は、県民に投票を呼び掛けている。
県教育委員会のホームページ(HP)に候補一覧が掲載され、そこから投票
できる。投票は七月末までで、今年秋の選定を目指すという。
「ちば遺産」は伝統文化(民俗、無形文化財)、文化遺産(有形文化財、
史跡・名勝)、自然遺産(天然記念物)の各分野の候補計二百一件から選ぶ。
「文化的景観」とは、地域の気候風土や地形を生かしてできた文化や産業、
生活を具体的に示す風景。二〇〇五年四月の文化財保護法改正で、
特に重要なものを「重要文化的景観」として選定する制度が始まった。
この制度を広く知ってもらうため、「ちば文化的景観」を選ぶことになった。
船橋市の漁港、成田山新勝寺の門前町、香取市佐原地区の伝統的建造物群、
銚子市の醤油(しょうゆ)醸造の景観など五十二件が候補に挙げられているが、
これ以外にも県民から候補を募る。
得票総数をもとに、県文化財審議会の助言も受け、それぞれ決定する。
選ばれた場所を訪れるためのガイドブックの作成も計画しているという。
県教委文化財課は「投票を通して、地域の文化財を身近に感じてもらえれば。
文化的景観は、県民からの提案で新しい名所を掘り起こしたい」と参加を呼び
掛けている。
HPには各候補の写真や説明文が掲載され、投票は簡単にできる。
県立中央博物館の窓口でも投票が可能だ。県民の日の十五日には同博物館で
HP画面を使った投票のデモンストレーションを行い、来館者らに投票してもらう
予定。 (小川直人)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)