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ウェブ制作の現場で働いていると、しばしば聞こえてくる制作者と
クライアントとの間の不協和音。もともとは、良いウェブサイトを
作りたいと同じ方向で作業が進んでいるはずのプロジェクトが、
いつの間にか、お互い「こんなはずじゃなかった」と、真っ向から
対立する事態になってしまう。
制作者側の進行の悪さが原因の場合もあるが、クライアントのウェブに対する
知識不足が原因の場合もある。 ウェブ制作を円滑に進めるために、
最低限これだけは発注前にクライアントの方々に認識しておいてほしい
ウェブデザインの常識をいくつかまとめてみた。
新聞や雑誌などの印刷物と違って、ユーザーの使用しているブラウザーや
OS、モニターの種類やサイズ、解像度など、見ている環境や設定で
見え方が変わるのがウェブサイトだ。クライアントの多くは、自分が
見ている環境がすべてと思い込みがちである。
「ページ左右の余白をもっと広げてください」などといった要望が多いが、
12インチのノートパソコンで表示した場合と24インチのデスクトップで
表示した場合では、余白のサイズは明らかに違う。
また「1行20文字になるように…」などといった要望も多い。ウェブサイトでは、
ユーザーのパソコンにインストールされているフォントを利用して
テキストを表示するので、環境が変われば表示されるフォントも
変わってしまう。デザイナーはどのような環境においても、なるべく
見やすいサイズになるように考慮したうえでウェブサイトを
作成しているということを覚えておいてほしい。
クライアントの多くは、サイト公開までの意識は高い場合が多いのだが、
いったん公開してしまうとその後は全く更新しないことがある。本来の
目的は、サイトを公開することではなく、そのサイトに多くのユーザーが
訪問することである。更新のされないサイトは、世界中で年々増えていく
その他サイトに埋もれていくばかりだ。定期的にアップデートして、
リピーターを増やしていくことが必要だ。
(後略)
*+*+ IT + PLUS 2008/06/11[09:00] +*+*
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