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東京・千代田区のＪＲ秋葉原駅近くで起きた無差別殺傷事件で、
逮捕された派遣社員・加藤智大容疑者（２５）が取り調べに対し、
勤めていた会社に対する不満などを口にしていることが新たにわかった。
報道陣約１００人が集まる中、加藤容疑者は１０日午前１０時過ぎ、東京地検に身柄を送られた。
送検の際、加藤容疑者は終始うつむき、呼びかけに一切応えず、車に乗っていた。
今回の事件では７人が死亡、１０人が重軽傷を負った。
司法解剖の結果、死亡した７人のうち、川口隆裕さん（１９）、藤野和倫さん（１９）、中村勝彦さん（７４）の３人が
全身打撲など車ではねられたことで死亡、
松井満さん（３３）、武藤舞さん（２１）、宮本直樹さん（３１）、小岩和弘さん（４７）の４人が
ナイフで刺されて死亡していたことがわかった。刺された４人は、いずれも刺し傷が１か所だった。
一方、加藤容疑者はその後の調べに対して「会社に行ったらつなぎがなかったので家に帰ってきた」などと話し、
会社に対する恨みめいたことを供述していることが新たにわかった。
警視庁は、こうしたことが動機につながったのか、慎重に調べを進めている。
また、その後の調べで、加藤容疑者は事件前日にも秋葉原に来ていたことがわかった。
警視庁は、現場の下見に来ていた可能性もあるとみて調べている。
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