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「治安の悪さに危機感」「派遣制度転換の時期」閣僚ら
東京・秋葉原の無差別殺傷事件をめぐり、10日午前の閣議後の記者会見などで閣僚からは発言が相次いだ。
鳩山法相は「ああいう無差別大量、虐殺といってもいいような事件が起きる日本の治安の悪さに
大変な危機感を覚える」と発言。「教育の問題とか社会全体の問題というのが背景にあることは想像できる」と指摘し、
法務省としては「とにかく犯罪に対して厳しく対処すること」と述べ、厳罰化がこうした事件の対処法になるとの見解を示した。
泉国家公安委員長はナイフの規制強化について「今回の事件を考えてどうするか、これから詰めたい。
一般的に利用される包丁とかもあるので、もし取り組むとしても慎重に考えないといけない」と述べた。
舛添厚生労働相は派遣労働制度について触れ、「大きく政策を転換しないといけない時期にきている。
働き方の柔軟性があっていいという意見もあるが、なんでも競争社会でやるのがいいのかどうか。
安心して希望を持って働ける社会にかじを切る必要がある」と語った。
朝日新聞 2008年6月10日12時27分
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