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イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の事故で、
衝突時に本来艦橋の両脇の甲板にいるべき見張り員2人が艦橋内にいたのは、
当直士官だった前水雷長(34)が「外は寒い」と判断したのが原因だったことが7日、
横浜地方海難審判理事所の調査で分かった。
周囲への警戒が不十分で直後に衝突しており、理事所は、
あたご側が目視やレーダーによる継続的な監視を怠ったことが主因とする申立書をまとめ、
週内にも横浜地方海難審判庁に審判開始を申し立てる。
理事所によると、海上自衛隊の内規で、艦橋両脇のウイングといわれる屋外と、
後部の甲板に計3人の見張りを配置することになっている。
しかし、当直が交代する2月19日午前4時前に通り雨があり、
当時の当直士官だった前航海長(35)が、ウイングの見張り2人を艦橋内に入れた。
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