08/06/06 17:36:17 p/QxHtil0
そう次々と言われても、こっちも全部知っているわけではないので。
>>659
えーと、おそらく「NYテロ・三年目の真実」などで放送した話だと思いますが、
結果から言えば、激突した速度が大きいからです。
航空機の事故の殆どは「魔の11秒」と呼ばれる離着陸の短い時間に集中しています。
これは当然速度は出ていません。
離着陸前後以外の墜落の場合でも、激突時の衝撃を和らげるためにパイロットはソフトランディングするように努力するのがほとんど。
例えば胴体着陸は、衝撃を小さくするために浅い角度で失速寸前の低速で行います。
あのケースではそんな事出来なかったわけですな。
万一撃墜される可能性からも,出来る限り速度を出すのは普通でしょう。
ちなみに運動エネルギーは重量には比例ですが、速度には二乗に比例します。
それに機体の多くの部分は軽いから、強い衝撃もあり、風で遠くまで飛ぶのは不自然ではないです。
比重で言えば、紙飛行機よりもジャンボのほうが軽いです(中空部の体積を含んでですが)
ジャンボでは通常の範囲の負荷で、翼端が最大6M上下に撓みます。
セミモノコック構造で大きな力を受ける分厚いアルミの桁とかなら重いでしょうが、機体内部と外部を隔てている板なんて薄くて軽いものです。
なお,墜落であっても、比べ物にならない粉々の例が米国に有ります。
(いろんな事故のブラックボックスの音声と状況を集めた本より。現在手元に無い)
1994年のアメリカン・イーグル航空4184便の、高空からのインディアナ州の大豆畑への墜落事故がそれです。
パイロット及びコパイの遺体は、『歯すらも発見できないほどバラバラ』だったので、身元確認にはDNA鑑定を用いるしかありませんでした。