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大阪府高槻市議が、建築基準法違反の見逃しを市に働き掛けた見返りに
マンション業者から現金を受け取ったとされる事件で、
贈賄容疑で逮捕された「リケン」社長長谷川宜徳容疑者（63）が
市議段野啓三容疑者（66）＝あっせん収賄容疑で逮捕＝に
現金を渡した理由について
「（建築基準法違反を指摘された事務所を）取り壊して同じものを建てるより1000万円ぐらい浮く」と
供述していることが4日、分かった。
府警捜査2課は、長谷川容疑者が段野容疑者に働き掛けた経緯を詳しく調べている。
府警は同日午前、高槻市役所を家宅捜索した。
調べでは、長谷川容疑者は2004年6月、新築マンションの建設を認められたが、
同じ敷地に別の建物があることを建築確認で申告しなかった。
市は05年 8月、建ぺい率などが建築基準法に違反するため建物を取り壊すよう指導。
長谷川容疑者は従わず、建物を事務所に改装した。
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