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★元国交省キャリア収賄認める＝柿の葉ずしの袋に５０万円－公園工事めぐる汚職
奈良県明日香村の国営飛鳥歴史公園の防災工事をめぐる不正入札事件で、競売入札妨害と
加重収賄の罪に問われた元国土交通省キャリア技官高松正彦被告（４３）らの初公判が３日、
大阪地裁（長井秀典裁判長）で開かれ、同被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。
贈賄罪などに問われた元会社社長槇峯和也被告（６７）も起訴事実を認めた。あっせん収賄罪などに
問われた同省キャリア技官上島晃嗣被告（５３）＝官房付＝は体調不良のため出廷せず、公判が
分離された。
検察側冒頭陳述によると、槇峯被告は同公園事務所長だった高松被告に入札予定価格を教えて
ほしいと頼んだが断られ、同被告の先輩に当たる上島被告に「高松所長はガードが堅い。
上島さんからお願いしてほしい」と依頼。上島被告が高松被告に「よろしく面倒見てやってくれ」と
電話で指示した。
その後、槇峯被告は奈良県内の近鉄の駅構内で柿の葉ずしの袋に現金５０万円の入った
封筒を入れ、「これ、私の気持ちです」と言って上島被告に渡した。
2008/06/03-12:34
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