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暴走族も様変わり-。県警交通指導課によると、携帯電話の書き込み掲示板で参加を呼びかけ、見知らぬ者
同士が集団となって暴走行為をするケースが目立ってきたという。シンボルだった特攻服は影を潜め、普段着
姿で原付きバイクにまたがるスタイルが定着した。しかし爆音を張り上げるなどの迷惑行為は相変わらずで、
県警は六月を取り締まり強化月間に設定し根絶を目指す。
今年一-四月の暴走族に関する一一〇番受理件数は、前年同期比八十五件減の百五十四件だった。県警が
現在把握している暴走族は三十三グループ、構成員百四十一人で、ピーク時の三分の一にまで減少。共同
危険行為などによる摘発・補導者も五人で、前年同期に比べ半減した。
構成員減などに伴い、暴走族は「人員確保」に向け、携帯電話専用サイトの書き込み掲示板などを利用。暴走の
日時と場所などを隠語も交えて書き込み、参加を呼び掛けているという。その情報を見て、見ず知らずの少年が
グループに加わることもある。
シンボルだった特攻服も「格好悪い」などの理由で激減。多くは普段着姿のため、バイクを乗り捨ててしまえば
一般人との見分けがつきにくくなったという。
暴走族の変容について、県警の捜査員は「実態把握が難しくなっている。サイトで呼びかけている場合などは、
一人摘発してもほかの仲間を割り出しづらい」と明かす。
暴走族は依然として「犯罪の温床となっている上、命の危険と隣り合わせの行為を繰り返している」(捜査員)。
このため、県警は活動が本格化する夏を前に、取り締まりを強化し、摘発した構成員の暴走族からの離脱や
立ち直りを支援する。
ソース
下野新聞 URLリンク(www.shimotsuke.co.jp)