08/05/31 12:10:27 0
名古屋市の化学製品メーカーが開発した抗菌剤について、
鳥取大学農学部付属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センターの大槻公一特任教授らによる研究グループは三十日、
鳥インフルエンザウイルスの抗菌に効果があることを証明したと発表した。
安全性の高い新たな抗菌剤としての利用が期待される。
抗菌剤の効果を説明する大槻特認教授(左)と増井社長=30日、鳥取市の鳥取大学
鳥インフルエンザウイルスへの抗菌力が証明されたのは「ピースアンドキューズ」(名古屋市、増井吉晴社長)が開発した
抗菌剤「G2TAMα(ジーツータム・アルファ)プラス」。
鳥取県の助成を受け、二〇〇六年から二年間、大槻特任教授らと共同研究を行った。
抗ウイルス試験では、「G2TAM」(第四級アンモニウム塩)を希釈し、
特殊浸透液(大豆から抽出したアミノ酸)を加えて、強毒化が確認されている弱毒性の鳥インフルエンザH5N3に接触。
その結果、三百倍に希釈して9%の特殊浸透液を加えたG2TAMで、生き残ったウイルスはなかった。
大槻特任教授によると、鳥インフルエンザの抗菌には消石灰が使われていたが、
処理者が結膜炎や皮膚炎を発症するケースが問題になっていたという。
G2TAMαプラスは人体や環境への影響がほとんどないことから、
大槻特任教授は「消石灰と同等以上の効果があって安全性が高い」と評価している。
日常的な衛生対策商品として、同社では昨年十一月から全国のイオングループで販売している。
URLリンク(www.nnn.co.jp)