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「岡田さんに見てもらいたい」-。茨城県取手市内に住む70歳代の女性がそう言って
見せたのは、自分の預金通帳。20年ほど前に生活保護を受けていたという女性はその後、
職を得てコツコツと貯金を続けた。年金生活者となった今、「恩返ししたい」と話し、
同市に100万円を寄付した。
「岡田さん」とは、20年ほど前、同市のケースワーカーとして女性の相談に乗った
岡田儀春政策調整課長(53)。岡田課長は今月26日、女性から突然、電話を受け、
「その節は大変お世話になりました。今は年金をいただき、税金も納める生活ができています。
ついては、市に恩返しをしたい」と持ちかけられた。
女性は、母親と2人暮らしだった昭和62年ごろ、自身の病気もあって生活保護を受けていた。
その2年後ぐらいには仕事に就き、生活保護を辞退した。
岡田課長は電話を受けた翌日、女性に会った。女性は貯金をおろして岡田課長に
現金100万円を渡し、そのまま2人で社会福祉協議会までいって寄付した。
「これで肩の荷がおりました。ありがとうございました」。女性はすがすがしい顔をしていたという。
岡田課長は「今どき、ほんとうにこんな人がいるのかとびっくりした。生活保護の不正受給などが
あるなか、実にすごいことだと思う」と話している。
同市では寄付金を車イスの購入資金に充てることにしている。
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