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●国内大手は就航に難色
「なんで茨城がトウキョウ・メトロポリタン?」と、名称論争が話題になった茨城空港。
こんな恥ずかしい名前を打ち出さなきゃいけないのにはワケがある。
開港予定(2010年3月)が1年半と迫っているのに、国内の航空会社が就航に難色を示しているため、
仕方なく、海外のエアラインを誘致せざるを得ない。
そのための苦肉の策なのだ。
「県の担当者らがJALやANAに熱心に就航を働きかけています。
しかし、両社ともただでさえ利用率の悪い地方路線を減便していて、
JALは今年4月からお隣の福島―伊丹線を1日2便から1便に減らしました。
そんな状況で茨城に就航するわけがありません」(県政事情通)
茨城空港の事業化が決定した当時、国交省や県は「北海道、大阪、福岡、沖縄へ1日4便就航」
「水戸―札幌の移動で羽田を使う場合より2時間短縮」「県民の利便性向上」とアピールしていた。
まさに絵に描いたモチである。
そんな空港に巨額の事業費が投入され、またひとつムダな地方空港が増えるわけだ。
茨城県の橋本昌知事は海外の格安航空(LCC)の就航に望みをつないでいる。
マレーシアのエア・アジアXから好感触を得たともいう。
だが、LCC頼みは他の地方空港も同様で、やはりムダな空港といわれ続けた静岡空港もシンガポール航空に働きかけた。
どこも就航する航空会社獲得に必死なのだ。
「LCCにとって地方空港へ就航する魅力は、着陸料の安さに尽きる。
地方空港同士で着陸料引き下げ合戦が勃発し、
結局、空港運営の赤字を税金で補填、なんてことにならなければいいが」(航空ジャーナリスト)
この国は、いつまで無策を続ければ気が済むのか。
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