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★【戯言戯画】亀田史郎氏 考えさせられた関西弁の威力
・テレビをみていて、関西弁について改めて考えさせられた。
所属事務所から契約解除を突きつけられたボクシングの亀田父、史郎氏の「独占インタビュー」だ。
とてもインタビューと呼べる代物ではなかったけれども。
--今回の問題について、家族では何か話されましたか
「なんで、あんたに家族のこといわれなあかんの。あんたが、わしの家族に何かしてくれんの。
わしもあんたの家族に興味ないし」
--(セコンド資格の停止処分を科された)内藤戦について
「すんだことなんでふりかえらなあかんね、過去のことごちゃごちゃ言うて、あんた男らしないな」
しゃべりたくないなら、取材に応じなかったらいいのに…と不快感を抱いた方も多かったと思う。
ただ、発言内容を吟味すると、そんなにむちゃくちゃなことを言っているわけではない。
試しに標準語にしてみると…
「どうして私の家族のことをあなたに説明する必要がありますか?
私はあなたの家族に興味はありませんし」
「過去のことは振り返りたくありません。男らしさについて考えたことは?」
俗に言う関西弁という言葉の威力が、ここにあるように思う。本人の意図はともかく、
どうも乱暴感、投げやり感を感じないわけにはいかない。関西で生まれ育ち、去年から
初の東京勤務になった記者にとって、自分の言葉が周囲にどう受け止められているか、
大いに参考になった。(井上雅雄)
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