08/05/29 16:38:05 9yrWtEFY0
性犯罪者が野放しの恐ろしい国、ニッポン!!(>>106続き)
打ち明けにくい内容を正直に言語化することで、気持ちが楽になると斉藤氏はみている。
同クリニックでは、こうした集団精神療法のほか、カウンセリングや薬物療法も実施している。
ただ、アルコール依存症や性依存症は、回復することはあっても完治することはないといわれてい
る。根気強く治療を続けるのが基本だ。
■可能性は誰にでも
斉藤氏は、性依存症の概念を犯罪性の有無によって大別する。前者では痴漢やレイプ、小児性
愛、セクハラ、のぞき、盗撮、売買春などの問題行為を繰り返す。後者では強迫的なマスターベー
ションや風俗店通い、不特定多数の相手との性行為がやめられないなどのケースがある。
「いずれの場合も、その行為によって社会的・身体的損失があるにもかかわらず、繰り返した
り、自身のコントロールを失ってしまったりして、やめることができない」
斉藤氏は「性依存症は必ずしも性欲過多な男性がなるものではない」と言う。アルコールやギャ
ンブルなどへの依存と同様、誰もが抱え得る対人関係の問題が根底にあるとみている。
横浜市で性依存専門外来を開設する大石クリニックの大石雅之院長は、「もともと持っている性
質に原因があるのか、生い立ちや生活環境に原因があるのかを断定するのは、現時点では難しい」
と話す。言い換えると、こうした状況に陥る可能性が自分にないとは誰にも断言できないというこ
とだ。
近年のアダルトサイトや出会い系サイトのまん延が、性に依存する人を生み出していると指摘す
る声もある。しかし、性依存症の人が国内にどれだけいるのかを示す統計的なデータはない。問題
行動を起こす前に医療機関を受診するケースもほとんどなく、実態の把握は困難だ。(続く)