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空自小牧で人選始まる 中国派遣命令を想定し事前に準備
中国・四川大地震の被災者支援で派遣が検討されている航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)の
C130輸送機は、国際緊急援助隊としての数々の実績がある。
救援物資を輸送する場合、自衛隊の保有機では同機しかなく、小牧基地にとって「国際貢献」は宿命だ。
大地震発生直後から、中国への派遣命令を想定した準備を進めていた。
基地内では既に人選が始まっており、継続中のイラク派遣を控えた隊員は除外されているという。
「今回は、おまえだ」と指名されたという隊員は「本格的に準備に入ったのは今週から」と明かす。
「命令がない状態での事前準備は、先走っていると思われるかもしれないが、部隊としては当然の備え。
ミャンマーをサイクロンが襲った時もスタンバイした」。イラク派遣を控えた隊員は、基地内の空気をこう語る。
C130輸送機は、2001年のインド西部大地震や03年のイラン地震、
06年のインドネシア・ジャワ島中部地震などで派遣されてきた。
同輸送機は途中で給油せずに、小牧発で中国に直行できる。
先の隊員は「何をどれだけ、どこからどこまで運ぶかが分かれば、明日にだって行ける。まぁ早くて週末かな」。
ひと呼吸おいて、「行く先は中国だろうが、どこだろうが、日本のために最善を尽くすだけだ」と続けた。
中日新聞 2008年5月29日 朝刊
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