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国際宇宙ステーション唯一のトイレが壊れてしまい、乗員が用を足す場所がなくなった。
そのため、来週スペースシャトル・ディスカバリーが訪れたときに、NASAは軌道上で排水管工事
を指示することになると思われる。それまでは３人の乗員が排尿するには応急装置で間に合わす
しかない。
NASAによると、乗員の１人が先週ロシア製トイレを使用しているときにモーター・ファンがストップ
してしまったのだという。
それ以来、トイレの液状廃棄物採集器は動いたり動かなかったりの状態が続いている。幸い、
固形廃棄物のほうは異常なく機能している。ロシア当局の話では、トラブルの原因不明で乗員も
修理不可能だったという。
乗員はソユーズ帰還用カプセルにあるトイレを使ったが能力的な限界がある。ＮＡＳＡ広報担当の
話では、現在は壊れたトイレに接続できる予備のバッグを使う採集方式によっている。
「家でもどこでも、ちゃんとしたトイレがあることが如何に重要かということです」と、NASA広報担当
アラー・ビューテル氏。
７年間使用してきたこのトイレは以前に一度壊れたことがあったが、すぐに修理することができた
と、ジョンソン宇宙センター（ヒューストン）の広報担当ニコル・クルーチェさんは語った。
ディスカバリー号は既に先週土曜日には発射準備が整い、来月曜日には宇宙ステーションとの
ドッキングが計画されている。クルーチェさんによると、NASA当局は部品をケープ・カナベラルまで
運んで、異例かつカウントダウンの最中という難しい状況下でシャトルに積み込むことを検討して
いると言う。
シャトルには積載量の制限があり慎重なバランス計算が行われているので、部品をどこに積めば
いいかを判断するのはかなりやっかいなことなのだ。
ディスカバリー号の本体積載量は日本の実験棟込みで３２,０００ポンド（１４．５トン）もあるのだが
この実験棟のためにシャトルのセンサー付きブームは取り除かざるを得なかった。
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英テレグラフ：
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