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・26日、乗用車内で自殺したフリーアナウンサー、川田亜子さん(享年29)。自ら命を絶つ
2日前にレギュラー司会者として生出演していた最後の番組『サタデースクランブル』では、
くしくも自殺をテーマにした特集が組まれていた。
特集は、火山洞窟学会の立原弘会長の案内で、取材スタッフが「自殺の名所」で知られる
富士山の青木ヶ原樹海をルポするという内容。録画で紹介された。
自殺者とみられる男性の遺体のボカシつき映像や、樹海付近にいた60代の自殺志願者の
悩みをディレクターと立原会長が聞き、必死の説得で自殺を思い止まらせる模様が映し出された。
スタジオでは、テレ朝の松井康真アナと川田さんは、このルポについてコメントせず、動揺した
様子もなかった。ただ、画面からは、川田さんがどことなく悲しそうな表情を見せる様子がうかがえた。
この日の放送の前から、川田さんは自身のブログで「一番苦痛です」「いまはせつないです」などと
悩みを吐露していた。そんな矢先の自殺特集。心理的な影響はなかったのか。
精神科医の和田秀樹氏は「自殺を抑止しようという善意に基づく報道であっても、自殺を誘発
する可能性はある」と指摘する。
「川田さんは少なくともうつ病だったと思う。うつ病は人間の認知構造が変わり、物の見方が
ワンパターンになる病。生きていても仕方がないと思って、もともと自殺願望がなかった人でも、
急に死にたくなることはあり得ます」
番組で、コメンテーターの大澤孝征弁護士は「(自殺の)サインを見つけたら、手を差し
伸べて」と呼びかけていたが、川田さんのサインは誰も気付けなかったのか。
自殺の翌日の27日、定例会見を行ったテレ朝の君和田正夫社長は「大変痛ましい出来事」と
沈痛な面持ちで語った。同席した編成制作担当の上松道夫取締役の説明によると、川田さんは
今月に入ってから、スタッフの目には疲れているように見えたというが、24日の放送では
元気な様子で、番組プロデューサーとも後日食事する約束をしていたという。(一部略)
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