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ピンクの自転車に年配男
不審に思った警官 職質に「盗んだ」自供
ピンクの自転車に乗った年配の男性、しかも張ってあるのは高校のシール―。
他人の自転車に勝手に乗っていたとして、徳島西署は26日、住所不定、
無職鳴海正義容疑者(58)を占有離脱物横領容疑で逮捕した。同署の交番勤務員が
パトロール中、不審な自転車を見つけ、とっさに職務質問。同署管内では年間300件
以上の自転車盗の被害が起きており、同署は「これからも積極的に防止と摘発を進め、
被害を減らしたい」としている。
発表によると、鳴海容疑者は25日午後10時ごろ、徳島市佐古一番町の市道で、
同市の高校3年の女子生徒(17)所有の自転車(約5000円相当)に乗っていた疑い。
職務質問したのは同署佐古六番町交番勤務員。高橋敬治巡査部長(39)と西井大也
巡査(28)が25日夜、一緒にバイクで巡回中、不審な自転車に高橋巡査部長が気付いた。
後部のタイヤカバーには、県内の高校が防犯のために生徒に配布しているシールが張って
あった。西井巡査はためらうことなくすぐに声をかけた。その勢いに鳴海容疑者は
「これ盗んだわ」と素直に自転車から降りたという。
自転車は15日ごろ、女子生徒がJR徳島駅前に置いていてなくなったもので、
鳴海容疑者は「同市西船場町の遊歩道上で自転車を見つけた」と話していることから、
何者かが一度盗んで乗り捨てていたものを鳴海容疑者が持ち出したらしい。
鳴海容疑者は「歩くのがしんどく、自転車ならどれでもよかった」などと供述しているという。
西井巡査は「地域の安全を守るという使命を果たすため、これからも粘り強く巡回を
続けたい」と話した。
(2008年5月28日 読売新聞)
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