08/05/27 13:41:50 1fN52A6o0
ロス地震などに比べて、阪神では略奪のような酷いことは無かったと言われている。
一日目、水を求めてさまよう被災者は、バタバタと道に倒れている自動販売機に駆け寄った。
そこからがロスと違うところで、阪神被災者たちは、
「WOOOO!」と絶叫するかわりに、
「皆さん、これは倒れておりますからもうもらっとってもいいでしょうかね」
とか、誰にともなく言いながら、ロスなればハンマーで叩き壊すところを、
日曜大工のねじまわしのようなものでちょこちょこと開け、なお、
「まだたくさんありますから、どうぞ皆さんもお持ち帰りください」
と、周囲に気配りしながら持ち帰っていった。
パトカーも彼らを捕まえ、蹴り回すかわりに見て見ぬふりをして去り、
シンポジウムでその状況を報告したジャーナリストも、
「私も1本もらいましたけど」
と最後に付け加えるなど、みんな大人であった。