08/05/27 00:09:13 ZOETnrbx0
>>41>>42
今まで何度も「阪神大震災・レイプ多発」というスレやカキコが登場して
盛り上がるが、その都度、その文面の矛盾点を被災地在住者が指摘し反論する。
そして、ある「デマ」に、報道各社が無検証に乗っかったことが「レイプ多発」
の都市伝説の発端であり、それを検証暴露した内容が書かれた本
与那原 恵著 『物語の海、揺れる島』(小学館)
が、紹介されて沈静化する。
この本は発表時、ドキュメントルポで、個人が対象者となるジャーナリスト最高の
賞を受けたものなので、信頼性はあると思う。
その本によれば、発端は、資格も無いのに自分をカウンセラーと言い切る、
人格的に痛い、カルチャースクールの女性主催者が、神戸のフェミニズム団体
「ウィメンズネット・こうべ」主催の講演会で
「私は、震災当初から電話相談を開設しており、
レイプに関する相談も、多数受けた」
と、実数と内容を上げて発表し、それを地方紙・全国紙が取り上げたのが根源。
報告内容に、かなりの不審と疑念を感じた著者のルポが、この本の一節の内容です。
著者の調査によれば、「自称カウンセラー」が対応したと言っていた電話相談の
総数や日時等が、回線数やスタッフ数、それに本人の行動履歴からから考えると
物理的に不可能な日時・件数で、その上、そんなに多くの相談を処理した
電話相談ラインなのに、有名なボランティア団体のメンバーや行政の人が全く
存在を知らず、多数配ったり張ったりしたとされるチラシも、誰一人も見た
ことがない。
また、レイプの相談または実被害等々を受けたりした事例を、複数の大きな
ボランティア団体でも確認できず、この女が主催のホットライン以外他に無い。
等々面白い内容です。
この一件から、ウィメンズネット・こうべは報道各社から完全に信用を失っています。