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オーストラリアで高い名声を誇るカメラマン、ビル・ハンソン氏は22日午後、
シドニー郊外のパディントン地区にあるロスリン・オクスリー美術館で写真展を開くこととなった。
ところがこの写真展、展示作品のうち21点に12-13歳の少女のヌード写真があり、
オーストリア社会からの強い反発を受けている。
22日、写真展が始まる1時間前に警察が突然会場を訪れ、会場を封鎖。
さらにその翌日、ハンソン氏と美術館を「わいせつな作品を展示した」として起訴した。
オーストラリアのケビン首相は「少女のヌード写真を展示することは、すでに芸術の範囲を超えている」とし、
警察の行動を支持。
野党報道官も、「『わいせつ写真』を現代アートの名の下に公衆の面前に出すとは…」と、ハンソン氏の行動に疑問を呈した。
複数の児童保護団体も、警察の行動を支持している。
一方、オーストラリアの芸術家達は、こうした世間の動きに反発している。
彼らは「22日はオーストラリアの文化史上、『最も暗い日』だ」と指摘。
「シドニー・モーニング・ヘラルド」紙に24日、文章を掲載し、「若者の裸で美を表現するのは古くから行われていること。
是非を論ずるのは構わないが、展示会を閉鎖するべきではない」としている。
またハンソン氏自身も、「12-13歳という年齢は、子供から大人への移行期。
彼らの身体を撮影することは、思春期の若者が抱く期待と不安定さを表現することになる。
これまでにもシドニー、ニューヨーク、パリなどで写真展を行ったが、いずれも支持された」。
シドニーに事務所を置くニューサウスウェールズ州の弁護士協会は、次のように不満を表している。
「若者のヌードを撮影したのは美の追求のため。ポルノ写真で金をもうけるのが目的ではない。それのどこが罪なのか」。
美術館側は、ハンソン氏の写真展は問題のヌード写真なしで後日改めて行うとしている。
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