08/05/30 04:20:22 lUYUdT/u0
共産主義の最大の失敗は、人より働いても収入は同じなので、生産性は落ち、
人は働かなくなり。経済は行き詰りソビエトは崩壊した。
一方、今の資本主義は、はたして人より働いても収入は多くなるのであろうか?
荷馬車の如く働いても収入はわずかの人もいるし、裕福な人は、
不動産や、預貯金の利子だけで寝ていても資本はふえる。
共産主義も、資本主義も、共通していることは、資本を持たない多くの人が、
資本(共産主義の場合国、役人)を持つものに、大なれ小なれ搾取される構図になる。
(*役人になることや、資本家になる努力をすればいい。という意見も当然あると思うが、
個人レベルでできることと、国家レベルで出来ることは違う。)
問題は、資本を持つものと資本を持たないものが、一世代だけでなく、次世代も長きに
わたり固定化されることにある。しかしながら、"資本は無限ではない"ので、資本を
持つ子孫の子供達も、マルチ商法と同じようにやがて破綻する。
資本主義も共産主義も、"繁栄と衰退の波"を繰り返すのは、経験上、誰もが推測できる。
"繁栄と衰退の波"は必ずあることを前提に考えると、理想形は以下の3だと思う。
1.共産主義は振幅(貧富の格差)が大きく、波長(時間)が短い。
2.資本主義は振幅(貧富の格差)が大きく、波長(時間)が長い。
3.??主義、振幅(貧富の格差)を最小にし、波長(時間)を長くする。
これを、現実にするモデルとして言葉で表現するならば、
「政治は民主主義、経済は社会主義」が近いのではないかと思う。