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中国・四川省の大地震は２６日で発生から２週間になります。
死者・行方不明者は８万６０００人を超えています。
被災地では２５日に最大の余震が起きたほか、震災ダムが決壊する恐れも高まるなど二次災害への警戒が続いています。
２５日、青川県を震源に起きた余震は、マグニチュード６．４とこれまでで最大でした。
新華社通信によりますと、この余震で７人が死亡し、１０００人以上が負傷しています。
また、２７万軒の家屋が新たに倒壊したり、損傷を受けたということです。
一方、四川省に３４か所ある「震災ダム」のうち、北川県にある最大のものは依然として決壊の危険性が高まっています。
これまでに溜まった水の量は、日本の大型ダムに相当する１億３０００万トンに上り、
決壊すれば下流の住民数十万人が被害を受けるとみられています。
このため、中国政府は武装警察と解放軍兵士で組織した「突撃隊」を徒歩で震災ダムに向かわせ、
川をせき止めている土砂を爆破することを決めました。
その第一陣は２６日未明、現地に到着しています。
隊員は１人１０キロの爆薬を携帯していて、早速、土砂を爆破する作業に着手したということです。
しかし、被災地では２６日も大雨や突風など大荒れの天気が予想され、
土石流やがけ崩れなど二次災害への警戒が続いています。
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