08/05/26 11:09:09 0
・中国・四川大地震は、死者7万人超の可能性が出てきた。だが、本当の“修羅場”は、その後の
避難生活から始まる。95年の阪神・淡路大震災でも放火や略奪、性犯罪が続発した。30年
以内に70%の確率で起こると予想される「首都直下地震」。アナタは家族を守れるか。
「防災システム研究所」所長の山村武彦氏に聞いた―。
「ひとまず他県の旅館や田舎に戻って復興を待てばいい」と安易に考えている人もいるでしょう。
しかし、それは家族全員が五体満足であるというのが前提です。東京湾北部地震
(マグニチュード7.3を想定)ですと、死者数は最大1万1000人。重軽傷者は21万人にも
上ります。幼い子が骨折し、老親がやけどを負った場合、病院や仮設療養所で付き添いの
看護が必要で、疎開するどころではない。
私は阪神・淡路大震災発生(M7.3)の2時間後、神戸市のがれきの中にいました。世界中の
メディアが日本人の冷静な態度を驚嘆と畏敬をもって伝えていましたが、現実はそんなきれい
ごとではありません。地震直後から泥棒や暴力犯罪が起き、恥ずべき女性へのレイプ事件も
起こっていたのです。
地震の2日後、トラックを目撃しました。もちろん、救援なんかではない。倒壊した家屋から
根こそぎ金目の物を盗みにきた略奪集団です。
若い女性が深夜、無理やりトイレに連れ込まれ、レイプされたという報告も聞いています。
極限の緊張状態で、すべての男たちの精神が正常であるとは限らないのです。
商店街の店主は4、5人単位で武装し、略奪者から商品を守るため不寝の番をしていました。
大地震は、生き残ってからが本当のサバイバル。アドバイスはこうです。
(1)まず、避難所には行ってはいけない。留守宅が強盗や放火被害に遭う恐れが高いからです。
家族の誰か最低1人、自宅に残る必要があります。
(2)男手を失った家族は、近所同士で固まる。警察官OBの活用と自警団の組織も重要です。
(3)自転車やスクーターは危険。地震発生から数日、真っ先に狙われるのは移動手段です。
金属バットでいきなりボカッとやられることもあり、気をつけるべきです。(>>2-10につづく)
URLリンク(news.nifty.com)