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一方、東京・多摩地区のある市立中学校校長は、「現代型のいじめ」だとして、頭がいい真面目な子が
バッシングの対象になることが多いと明かす。テレビで金八先生がもてはやされた20年ほど前から
言われている話だという。「中学時代は悪くてもいい、その後、立派に成長しているから、とメディアが
ドラマなどであおってきた影響でしょう。しかし、そんな子はごく一部で、実際は立ち直れない子が
いっぱいいるんです。秀才や不良少年の一面だけを描かれると、
子どもたちがそのメッセージを強く受け取ってしまいます」
和田さんは、こうした議論に対し、次のように説明している。
「子どもたちの間で、不良少年がもてはやされているとは存じあげていませんし、
そこまでなっていないと思います。ですが、私が問題にしているのは、学力低下がみられる時代で、
勉強できない子が『人間性がしっかりしていればいい』と勉強しないことを正当化してしまうことです。
20~30年前なら社会的に意味のある番組だったかもしれませんが、時代によってテレビのあり方が
変わらなければいけないということです。また、優等生に悪いやつがいるというのは、確率論の問題です。
悪いやつもいればいいやつもいる。しかし、子どもに勉強させた方が、
犯罪者の比率が低い、確率が高いですよ、ということです」(終わり)