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★新たな疑惑次々、癒着ぶり生々しく 宮崎被告喚問
「久間先生とゴルフをした」「額賀先生が宴会に顔を出した」。守屋武昌前防衛事務次官（６３）の
汚職事件で贈賄罪などで公判中の防衛商社「山田洋行」元専務、宮崎元伸被告（６９）は２２日、
参院外交防衛委員会の証人喚問で、政治家との密接なつながりを次々と明らかにした。防衛族
議員らと関係が深い社団法人「日米平和・文化交流協会」の秋山直紀専務理事（５８）側への送金も
認めるなど、防衛利権をめぐる政官界の癒着ぶりが改めて浮き彫りになった。
■額賀財務相
「記憶にない」。一連の防衛利権事件で、昨年末から守屋、宮崎両被告らとの宴会疑惑について
国会答弁などで繰り返し否定してきた額賀福志郎財務相。だが宮崎被告は現職大臣との“接点”を
認める証言をした。
「額賀先生と２０人近い会合で会った。宴会の終わりころに顔を出した。中国のお客さんの関係で
会食した」「赤坂のカラオケ・スナックで守屋さんと額賀先生と１度会った。８人しか座れない
カウンターの店。額賀先生の友人が電話で呼んだ」
生々しい内容に野党議員らからは驚きの声が上がった。
額賀氏の事務所は「今回の宮崎氏の発言については確認できません」と文書で回答した。
■久間元防衛相
「久間さん、（山田洋行の）オーナーと、１、２度ゴルフをしたことがある」。親密ぶりをうかがわせる
宮崎被告。秋山氏や久間章生元防衛相と１昨年１２月、東京・赤坂の料亭で同席したこともあっさり
認めた。
この席で、久間氏から「（山田洋行オーナー）親子があいさつにきたよ。なかなかいい親子じゃないか」と
言われた話や秋山氏を通じて久間氏のパーティー券を購入した話も披露。さらに、米国メーカーの
日本支社社員から聞いた話として「親子が、久間先生に後見人になってもらったと発言していることが
私の耳に入った」と述べた。>>2に続く
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