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Maddox氏はこれまで7年間、パルスジェット・エンジンに取り組んでいる。
同氏は最近、昔風のクルーザーバイシクルにジェットエンジンをボルト付けして、eBayで販売し始めた。
Maddox氏が1台目に乗ったときは、時速80キロメートルまで出たというが、
車輪が壊れて大惨事になる映像が頭の中に浮かんだ時点で減速した。
Maddox氏によると、ガッツがある乗り手なら、毎時120キロメートルを出せるだろうという。
「オートバイに乗って時速80キロを出しても、何とも思わないだろう」と、Maddox氏は語る。
「だが、自転車に乗っている時には、とんでもなく速すぎるように感じるんだ」そして、音がうるさい。ものすごい爆音だ。
アルコール燃料を使う「ドラッグレース用自動車のような爆音だ」とMaddox氏。
「耳栓をして乗らないと、鼓膜が破れるだろう。それがこのエンジンの欠点だ」もちろん、Maddox氏は大まじめだ。
「ロケット用の極低温燃料を除き、プロパン、ガス、灯油などほぼすべての燃料で走るだろう」
エンジンは基本的に、燃料ポンプに付けられる長いチューブ、スパーク・プラグ、リード弁で構成される。
空気と燃料を前部で混合し点火するというプロセスが、1秒当たり約70回繰り返される―
これが「パルス」(脈動)と呼ばれる理由だ。
約6ヵ月前、同氏は「何か自分が乗り回せるものにエンジンを取り付けたい」と思った。
そのとき、古い自転車にジェットエンジンをボルト付けするアイディアが浮かんだ。
自転車用のエンジンは毎秒約7キロの推力を生み出す。
エンジン1基の重量は約6キログラムだが、Maddox氏によると、自転車に乗っているとほとんど気にならないという。
ただし、エンジンを始動した途端、面白いことになる。
「あっという間に加速し、約7秒で最高速度に達する」とMaddox氏は話す。
この空気の柱は、150デシベルの騒音と高熱を発する管から生み出される。
熱くて、騒々しいことに加え、パルスジェットは効率もあまりよくない。
このエンジンは、フルスロットル時で1分間に燃料約2リットルを消費し、自転車のタンクには約6~8リットルしか入らない。
◆画像:URLリンク(wiredvision.jp)
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