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東京都杉並区の住宅街で主婦らに密売する目的で覚せい剤や大麻を所持していたとして、
関東信越厚生局麻薬取締部が4月、イラン国籍の杉並区阿佐谷北4、無職、ファリド・ヤズダニ
容疑者(38)を覚せい剤取締法違反(営利目的所持)などの疑いで現行犯逮捕していたことが
分かった。都内では1月にも世田谷区で主婦らに密売していたイラン人が逮捕されており、
捜査当局の監視の目の緩い住宅地で薬物汚染が広がっている実態が改めて浮かんだ。
東京地検は既に、同法違反と大麻取締法違反(同)でヤズダニ容疑者を起訴している。麻薬
取締部の調べでは、ヤズダニ被告は4月7日、自宅マンションの居間や寝室に覚せい剤
約18グラムや大麻約11グラムなど3種類の違法薬物(末端価格約120万円)を販売目的で
隠し持っていた疑い。注射器42本と売上金の一部とみられる現金約30万円も押収された。
ヤズダニ被告は国内の密売組織のボスから指示され、自宅近くの住宅街の人目に付きにくい
路地で待ち合わせ、薬物を販売していたとみられる。押収したメモによると、顧客の大半は主婦と
会社員で、1日平均20人に販売、3月下旬からの約2週間で計約420万円を売り上げていた。
麻薬取締部は、監視の厳しい繁華街を避け、住宅街を選んだ可能性が高いとみている。
ヤズダニ被告はイランの大学を卒業後、インドに留学し医師免許を取得。05年11月に短期
滞在ビザで入国し、06年5月ごろから薬物の密売を始めたとみられる。ヤズダニ被告には薬物の
使用歴はなく、医師免許を持っており、薬物の危険性を知っていたため使用しなかったとみられる。
ヤズダニ被告が密売していた住宅街は、JR阿佐ケ谷駅近くの幼稚園や小学校が建ち並ぶ一角で、
児童らの通学路になっている。【武内亮】
ソース URLリンク(mainichi.jp)