08/05/22 08:07:39 thE94h2/0
■ニートや引篭もりは、なぜネット右翼(B層)になりがちなのか?
●第一に、右寄りの言動により、自分を強く見せることができるからだ。
ニート・引篭もりは、周囲から、弱い人間であるが故に無職や引篭もりになったと
見られがちだ。だが、右寄りの言動をとることで、強い考え方を持つ、強い人間で
あると周囲にアピールし、自分が弱い人間であることを否定しようとするのである。
いじめられっ子が、いじめられているにも関わらず、そのプライドからか、
強がっていじめられている事実を否定するのと、同じようなものなのだろう。
●第二に、国家を何より大事にする人間と思わせることができるからだ。
ニート・引篭もりは、自分の殻に閉じこもって国家・社会に無関心な、自分勝手な
存在と周囲からみられがちだ。しかし、私よりも国家を優先させる右寄りの言動で、
いかにも国家・社会を大切にする人間であると、周囲に思わせることができる。
また自民党としても、そうした思想の持ち主なら、ニート・引篭もりであっても利用
用価値がある。ネットウヨクとなることは、ニート・引篭もりには自己防衛の手段
なのであり、彼らなりの知恵なのである。
●第三に、ニート・引篭もりにとって、国家は手軽な帰属先であるからだ。
ニート・引篭もりは、どこにも所属していないので、帰属意識の求め先がない。
学生のように所属するゼミやサークルに帰属意識を求めることもできないし、
社会人のように所属する部署や派閥に帰属意識を求めることも不可能だ。
しかし、一見何も所属がなさそうな彼らも国籍を持つ。日本の国民なのだ。
つまり、心の拠り所を求め、帰属意識を持つとすれば、彼らには国家しか
残されていない。言わば国家は彼らにとっての駆け込み寺なのである。自ら
が置かれた境遇に対する不満を右寄り思想という形で爆発させるネット右翼達。
底辺を生きる人間でも天皇や自民党の味方をしている時は権力者の側にいる気
分になれる。一般社会では無知で差別的と馬鹿にされる思想でも、2chなら家
に居ながら安心して吐き出すことができる。外に出なくても右翼雑誌の読者と
一緒に韓国人や中国人や労働組合や人権派を罵倒できる貴重な時間と場を与え
てくれる。反中活動のためならチベット問題にだけ人権派に豹変したりもできる。