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◇ＪＲ三ノ宮できょう、あす
中国・四川大地震で被災した子どもたちを支えようと、募金を呼びかけている
県内の中国人留学生でつくる「神戸地区中国人留学生学友会」（鮑峰会長、会員
約５００人）は１７、１８の両日、神戸市中央区のＪＲ三ノ宮駅前で活動する。
被災地出身の学生らは「母国の被災者の力になりたい。子どもたちが耐震化した
学校で再び元気に学んでほしい」と、協力を呼びかける。
募金を呼びかけた神戸大大学院の海事科学研究科博士課程２年、林秋〓さん（２５）
＝芦屋市津知町＝は、震源地のある四川省の彭州市出身。地震直後は一時両親と連絡
が取れず、同じ境遇の中国人留学生と涙を流しあうしか気持ちのやり場がなかったと
いう。
彭州市の自宅から約３５キロ離れた親せきの家屋付近は、インターネット上の映像
で見ると、周囲３分の１ぐらいの家屋が倒壊していた。子どものころよく遊びに行った
場所の変わり果てた光景に言葉を失った。林さんは「まだ連絡が取れない友人もいて
不安だ。犠牲になった小中学生は多く、子どものための募金を阪神大震災の被災地で
呼びかけたい」と話した。
募金は中国駐大阪総領事館を通じて「中国教育発展基金」に寄付し、被災した子ども
のために活用してもらう。【吉川雄策】
〔神戸版〕
５月１７日朝刊
最終更新:5月17日18時2分
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