08/05/16 22:44:16 0
自動車が生まれるはるか前から、人々は自分でエタノールを作っていた。つまり密造酒だ。
ガソリン価格が急騰し、誰もが地球温暖化を懸念している今、エタノール製造技術を使って、
1ガロン(約3.8リットル)1ドル以下で砂糖を燃料に変換できるという話があれば誰もが飛び付
くに違いない―カリフォルニアの企業米E-Fuel社はそう考えている。
同社が発表したのは、『EFuel 100 MicroFueler』URLリンク(www.efuel100.com) という装置だ。
積み重ね式洗濯機/乾燥機と同じぐらいの大きさのMicroFuelerは、ボタンを押すだけで砂
糖とイーストと水から、100%純正のエタノールを作り出せる。
(略)
米国では、アルコール・タバコ・火器・爆発物局から許可を得ればエタノールの生成は合法だが、
100%エタノールの燃料で車を走らせることは違法だ。
しかし、問題はないとQuinn氏は言う。エタノールをガソリンと混ぜて『E85』[エタノールを85%含
有する燃料]にするのだ。
車に数ガロンのガソリンを入れ、そのまま家に帰って残りをエタノールで満タンにすればいい。代
替燃料対応車を手に入れれば、準備はすべて整うわけだ。
エタノール燃料は、自動車の登場期にすでに燃料として使われていた。石油が安価に入手でき
るようになって以来ほとんど使われなくなっていたが、現在米国ではE10とよばれる10%混合ガ
ソリンが広く販売されており、通常の米国車は基本的にE10対応になっている。
米国ではE85車も販売が始まっているほか、エタノール対応先進国であるブラジルではE100車
も存在する。一方日本では、経済産業省の政策に対して石油会社の協力が得られておらず、ガ
ソリンとの混合およびその販売には明確な道筋が立っていない。また、日本政府は、E3が安全
性を確保できる上限としている(以下略)URLリンク(wiredvision.jp)