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スルガ銀、札幌に支店 静岡の地銀、「個人」重視が特徴
地方銀行中堅のスルガ銀行（静岡県沼津市）は十四日、道内に初進出し、
今月三十日に札幌市内に支店を開設することを明らかにした。
出店地は中央区内としているが、具体的な場所や規模は不明。
支店開設の狙いについて同行は営業基盤の拡大を挙げ、
「札幌は出店できるマーケットだと判断した」としている。
同行は、国内金融機関でいち早くリテール（個人向け）重視を打ち出し、
地銀の枠にこだわらない独特の経営戦略が特徴。
昨年九月、ゆうちょ銀行が北洋銀行を含め全国の地銀十数行に
住宅ローン事業の業務提携を打診した際、唯一提携に踏み切った経緯がある。
現在、静岡県を含め、首都圏など七都府県で百二十五店舗を展開。
二〇〇八年三月末の貸出金二兆三千二百七十五億円のうち、個人向けローンが７５％を占める。
道外地銀による道内での支店開設は、今年三月の東京スター銀行の札幌支店以来。
北海道新聞 （05/15 06:44）
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