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中国製ギョーザ中毒事件で、被害に遭った千葉市稲毛区の主婦(37)宅に残っていた
調理済みギョーザの皮と具から、最大で3万1130ppmの高濃度の
有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出されたことが15日、千葉県警の調べで分かった。
千葉県警が鑑定した中では最高濃度で、
この濃度のギョーザ約4個分で体重60キロの成人の致死量に相当するという。
今回鑑定されたギョーザは、昨年12月28日に主婦と次女(3)が食べて
中毒症状を起こした調理済みの17個と未調理2個のそれぞれ半分。
最高濃度は、皮が1グラム中3万1130ppm(31・13ミリグラム)、
具は1グラム中1万6620ppm(約16・62ミリグラム)だった。
これにより、千葉市と同県市川市の母子が被害にあったギョーザすべての鑑定が終了。
双方の家から押収したギョーザの袋の内側からも3150~1万6350ppmが検出された。
県警は、国内で混入した可能性が極めて低いことを裏付けたうえ、
残留農薬の可能性もないと断定。
流通経路の割り出しもほぼ終えたとし、今後は中国側の出方を見て捜査を続ける方針。
これまでの鑑定では、千葉市の母子宅の未調理のギョーザの皮と具から最大1万9290ppm、
同じ製造日のギョーザを食べた市川市の母子5人が吐き出した皮と具からも
3000ppmを超えるメタミドホスが検出されていた。
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