08/05/15 19:29:27 bKW8YMRm0
>>919
オクタン価が低いのは標準的に使われているエンジンの関係。良く勘違いされるけど、オクタン価は火の付きにくさの数字。
つまり圧縮比を上げたり、タービン過給圧を上げても暴発しないために、わざと火の付きにくい状態にする技術。
オクタン価は上げるより下げるほうがある意味で難しい。
軽油の脱硫は規格がそうだからとしか言いようが無い。流通関係からの要望で脱硫コストを嫌っていた。
最近はトラック側で対策してるから、本末転倒的な臭いも。
設備の技術協力は初期段階での技術導入がほとんど。
今では海外の技術者ですら「カイゼン」と言う言葉を知っている。
日本の石油精製能力が高いって表現は原油1バーレルから色んな成分を抜き取っていって、最後に残る最も質の悪い部分がどれくらい出るかって数字に表れる。
極端な表現をすると、中国などの第3世界が持つ技術では30%近くだが、日本の精製技術では一桁になる。
最後の一滴まで搾り取るような、まさに乾いた雑巾を絞るような精製をするんで、価格高騰が続く原油を無駄にしたくないって意向が働いてるわけよ。