08/05/15 00:33:15 0
URLリンク(img.afpbb.com)
四川(Sichuan)省北川(Beichuan)県で、倒壊した建物の下敷きになった
生存者に付きそう救助隊員(2008年5月13日撮影)。
われわれは現在、宇宙探査機を太陽系の端まで送り、
地球の裏側にいる友人とインスタントメッセージを交換し、
インターネットを通して遠隔操作で外科手術まで行うことも可能だ。
こうした最新技術を、大型サイクロンや大地震に見舞われた
ミャンマーや中国の数十万人の被災者救援に用いることができるだろうか ―。
残念ながら、答えはノーだ。
21世紀に入った現在でも、災害救援の様子は20世紀半ば、もしくはそれ以前からほぼ変わっていない。
国際非政府組織(NGO)オックスファム(Oxfam)の広報のイアン・ブレイ(Ian Bray)氏によると、
ミャンマーや中国の人里離れた被災地の救援には、
コメや毛布、テントなどを積み込んだトラックやボートに頼るしかないという。
航空機による輸送はスピーディーで魅力的だが「救援物資を届けるには、
非常に非効率かつ費用がかかる方法」だという。
ヘリコプターでは輸送できる量が少なく、航空機による物資投下では
被災者の間で物資の奪い合いが起こり、結局力があり健康な者だけにしか行き渡らない可能性がある。
浄水器や医療機器などの救援機器は、高温多湿な厳しい環境や乱暴な輸送に耐えるように、
そして現地の住民でも扱えるように簡素かつ頑丈でなければならないという。
つまり、最先端の病院で大卒の技師だけが使用できるような機械は、論外だということだ。
また、食糧も高タンパクのビスケットや、ピーナッツをベースとした食品などが開発されている。
しかし、被災者がもっとも必要とする食べ物は、食べなれていて消化しやすいものだ。
結果、コメがもっとも重宝することになる。
URLリンク(www.afpbb.com)
>>2以降に。