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共産党指導部 感動的な報道を
中国内陸部の四川省を震源とした大地震で、中国共産党の指導部は、国内のメディアに対して被災者の救出の
特に感動的な様子を積極的に報道するよう求めていたことがわかりました。
これは、中国共産党指導部の1人で党の宣伝活動を担当する李長春常務委員が、12日に主宰した内部会議で出したものです。
これについて共産党機関誌「人民日報」は14日付けの1面で、李長春常務委員が国内メディア向けに「人民解放軍や
武装警察の部隊が国民が災難の危機にあるときに苦難や犠牲を恐れず救援にあたる感動的な場面や、復旧に取り組む
当局の活動を強力に宣伝しなければならない」と指示したと伝えています。国営の中国中央テレビは、崩壊した学校で
がれきの下に閉じ込められた子どもを救援部隊が助け出す様子を繰り返し放送しているほか、新華社通信も被災者を
救出するニュースを写真なども交えて詳しく報道しています。中国のメディアの関係者は、共産党の関係部門から
被災地での独自取材を認めないという指示があったために、現地の様子を伝える記事はすべて新華社通信を
引用していると話しています。李長春常務委員の指示は、救助活動が震源地に近づき、被害の拡大が確実視されるなかで、
災害対策に対する国民の不満や懸念が起こるのを抑え、団結を促すねらいがあるとみられます。
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