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産婦人科医・小児科医の増員へ、厚労省が医師不足対策案
厚生労働省は14日、今後10年程度の医師不足対策の方針を盛り込んだ
「安心と希望の医療確保ビジョン」の骨格をまとめた。
勤務医の過重労働の解消に向け、医師の増員に関する数値目標を設ける。
全国的な減少が続く産婦人科医と小児科医の増員を盛り込む見通しだ。月内に正式決定する。
産婦人科医は2006年で1万74人。10年前と比べ約1割減っている。
このため、「ビジョン」では、医師国家試験合格者の約3分の1を占めながら、
結婚や出産で離職する例が多い女性医師の活用が不可欠として、
院内保育所の整備促進や交代勤務制の導入といった支援策を打ち出す。
地域や診療科によって医師数の偏りが大きいため、医師配分のあり方も明記する。
軽症で不急の患者の利用が目立ち、負担が重くなっているとされる夜間・救急医療の適正化にも取り組む。
医師と看護師、助産師、薬剤師が行える業務の範囲を見直す必要性を訴え、人的資源の効率活用を目指す方針だ。
(2008年5月14日10時29分 読売新聞)
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