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中国の胡錦濤国家主席が6日から5日間、日本を訪問した。(略)冷凍ギョーザ中
毒事件などで日本国民の対中感情が悪化する中、(略)中国国内でも「この時期
の訪日は取りやめるべきとの意見が出ていたが、胡錦濤主席の強い意思で実現
した」(北京の日中関係筋)という。
胡主席は物事の決定に際し内部の合意を優先する調整型リーダーとされてきた。
しかし日本との関係については、江沢民前主席ら対日強硬派の反対や抵抗を押し
切り、自ら決断するケースも目につく。
3月15日に北京で行われた「日中青少年交流年」の開幕式もその一例だ。日本か
ら1000人の青少年を招いたこの行事には温家宝首相が出席する予定だった。し
かし温首相はぐずつく日中関係を嫌ったか、多忙を理由に出席を取りやめた。関係
者が気落ちしていたところ、「開催日の2日前になって胡錦濤主席自ら出席すると
の連絡が入った」(先述の日中関係筋)という。
(略)
胡錦濤主席は(略)85年に中国の青年代表団を率いて訪日するなど、日本各界と
の交流を続けてきた。謹厳実直な胡主席の人柄には日本の国民性と相通じる面
もある。
一方、米国への警戒心は強い。毛沢東時代の純粋社会主義思想教育を受けただ
けに、米国が共産党体制の転覆を仕掛けることを恐れている。一昨年春の訪米で
も、今回の訪日に比べ表情はかなり硬かった。
(略)親米反日路線の江沢民前政権のもとで、国内経済は極端に格差が拡大し、
日本との関係も険悪化した。成長一辺倒政策で環境破壊がとめどなく進んだ。
(略)江氏ら対日強硬派は巻き返しの機会を虎視眈々(たんたん)とうかがうだろう。(以下略)
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