08/05/13 18:02:36 BquWhz0q0
おのれ
この雄山を試すつもりか!
女将を呼べ!
この若鮎は四万十川の清流で今朝、腕のよい釣士に友釣りされ急送されたもの。
それを備長炭で丁寧にあぶり、日に3gしか採れぬ本物の赤穂の天日塩を一振りした。
それはわかる。
たが、このかすかに…かすかに香る、この唾液のツユを吐いた人物は……
…!……そうか。京極氏!
僅かながらツバの他に鼻水、涙のなまめかしい塩気が残る。
これは京都と土佐の土の香りに違いない!
そうだな。女将!
これは京極さんの快気祝いに供された鮎の
使い回しであろう!
……仕方あるまい。中川。女将を椀方に据えろ。