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・日本人の5人に1人がかかっているといわれる水虫。とくに最近はブーツの流行などで
水虫に悩む女性も少なくない。
水虫はカビの一種である白癬菌に感染して起こる病気。感染者の皮膚やつめからはがれ落ちた
菌が風呂場のマットやスリッパ、サンダルなどを介して他の人の皮膚に付着してうつる。かつては
中高年男性の病気というイメージが強かったが、第一三共ヘルスケアが平成17年に約1万人の
女性を対象に調査したところ、3人に1人に感染経験があることがわかった。
女性の感染者が増えたといわれる要因について、九段坂病院の谷口裕子皮膚科部長は「女性の
行動範囲が広がり、プールやスポーツクラブ、温泉、ゴルフ場など不特定多数の人が素足になる
場所に出かける機会が多くなったため」と指摘する。加えて社会進出が進んだことで長時間靴を
はき続ける女性が増え、特に若い女性に人気のブーツは通気性が悪く、高温多湿な環境を好む
水虫の温床になりやすいという。
ロート製薬が水虫の治療経験がある20代から40代の女性を対象に実施したアンケートでは、
「素足になる季節が近づくと、また症状が出たらどうしようと不安になる」「足を見せる機会がある
たびにドキドキする」といった切実な声も聞こえてくる。半面、イメージの悪さもあって、医療機関の
受診や治療薬の購入をためらい、治療に踏み切れない人も多いという。
こうした事情を反映して、薬局の店頭で女性が手にとりやすいようデザインやパッケージを
工夫した治療薬も相次いで登場。第一三共ヘルスケアマーケティング部の鈴木誠ブランド
マネジャーは「水虫=不潔というイメージから『まさか自分が』と、家族や恋人にも相談できず
一人で悩む人も少なくない。薬を買うのが恥ずかしいという声に応えて、一見水虫薬に見えない
パッケージを採用した」とねらいを話す。
「女性患者の4人に1人が10年以上悩んでいるというデータがあるが、周囲への感染を
防ぐためにも早めの治療に踏み切って」と鈴木さん。
予防には足を清潔に保つことが何よりも肝心だ。毎日同じ靴をはかない、吸湿性の良い靴下を
はくなど、足を蒸れさせない生活習慣も大切だ。(抜粋)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)