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(略)そもそも捕鯨反対への嫌悪感は,それを言い立てているのが米国やオーストラリア
であることにも一因がある。両国は膨大なエネルギーを消費し,毎日牛肉を食べ,米国
については京都議定書に調印すらしていない。やや乱暴な表現で言えば「おめえらに言
われたかねえや」となる。
「捕鯨反対」といっても,捕鯨支持の科学的主張に対し,かつては非常に稚拙な反論
しかしてこなかった。「『聖書』に四つ足以外の動物を食べてはいけないと書かれている」
というのがそれだ。
(略)
あげく毛皮の大好きな歌手が,捕鯨禁止を訴えて来日をボイコットしたのを聞いた時
には,開いた口がふさがらなかった。毛皮の好きな人間や,牛肉を食べ過ぎている国
民に,なんで捕鯨のことをとやかく言われるのか。「お前らこそ生き物を殺すなよ」と,
言い返したくなる。
(2ch記者注:オーストラリアの歌手オリビア・ニュートン・ジョンのこと。毛皮のコート着て
「クジラやイルカを捕る日本では公演しない」と記者会見→毛皮着て皮のバッグ持った
おまえが何を言っているんだと猛バッシング)
なぜ牛や羊はよくて鯨はいけないのか。ここのところの理屈が日本人にはわからない。
(略)
相手が仏教徒であれ何であれ,関係なくキリスト教の原理を押しつけてくる態度。原
理主義が存在するのは,別にイスラム教徒に限らない。
己の価値観を絶対のものとみなして,その価値観で世界を支配することこそが「正義」
なのだから,多くの国が米国などの偽善を指摘するのは理解できる。『文明の衝突』を
著したハンチントンは,「米国は特殊な国だから,自国の利益が世界の利益になると
信じている」と述べている。
(略)
日本の調査捕鯨を妨害し,調査船に乗り込んできたシーシェパードの“エコ・テロリスト”
の2人は,天ぷらを食べたいと要求したそうだが,食べたのが野菜だけなのか,それとも
魚も食べたのかは大いに気になるところだ。 (以下略)URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)