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★<iPS細胞>ラットから初めて作成 韓国チーム成功
・ラット(大型のネズミ)の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を初めて作成することに韓国の研究チームが
成功し、京都市で開かれている国際シンポジウムで12日発表した。公表されているiPS細胞の作成は、
マウス、ヒトに次いで3種目。ラットはさまざまな病気を人工的に再現したモデル動物として使われており、
パーキンソン病や糖尿病など病気の仕組みの解明や治療法開発の基礎研究に役立つという。
作成したのは、ハーバード大マクリーン病院の金洸秀(キム・カンスー)ディレクターらのチーム。
ラットから取り出した神経幹細胞と線維芽細胞から、山中伸弥・京都大教授が発見した四つの
遺伝子を使ってiPS細胞を作り出した。さらに、米ウィスコンシン大チームが見つけた別の遺伝子と、
マウスのES細胞の核から取り出した抽出物も加えると、できるiPS細胞の数が大幅に増えたという。
できた細胞は、さまざまな細胞に分化することを確認。特に神経細胞に分化するとドパーミンや
セロトニンなどの神経伝達物質を分泌することも確かめた。
ラットはES細胞が作りにくい動物として知られる。金ディレクターは「ES細胞を作りにくい種でも
iPS細胞は作れることが分かった。さまざまな研究に役立つ動物モデルが作れるだろう」と話している。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)