08/05/13 04:05:32 mhw78hpu0
>>919
>知らない事が真理から遠い訳ではないし、間違ってる知識が前提である娯楽は
>真理ではない以上、知らない人と同じだって事だ。
>
「知らなければ、楽しめない」、これは真理とは呼べないが映画鑑賞の上での真実の一つではある。
娯楽にしろ何にしろ、マス・コミュニケーションに於いては「共通概念」が無ければ成立しない。
その主たる共通概念は例えば言葉であり、生活習慣であり、共通体験などであろう。
そして>>1のスパイ映画の場合は、その枝葉末節の共通概念が「ソ連」や「ナチス」といった単語であったという事だ。
>心理戦を題材にした時、東西スパイを題材にしただけだとしたら、
>モチーフが根来衆、雑賀衆、甲賀、伊賀でも良いで、東西スパイは作り手の都合でしかない。
>それは真理でも本意でもないだろ。
>
「東西スパイ」を題材とした映画を観に行くのなら、「ソ連」や「ナチス」といった単語の知識は必要だったという事だ。
もちろん、世の中全ての人が「ナチス」やらソ連」やらの単語を知る必要はない。
しかし「東西スパイ」を題材とした映画を観て内容を理解するにはそれらの単語知識が必要な以上、
その単語知識を知らなかったという事実は「東西スパイを題材とした映画を楽しもうと試写会に参加した」という条件を考えるなら、社会通念上「愚か」とも評されても仕方が無い。