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帰還者装い帰国 よど号元メンバー、日本潜伏の手口語る
88年5月10日、よど号乗っ取りグループの一人の逮捕を兵庫県警が発表した。柴田泰弘・
元メンバー(54)。北朝鮮からひそかに帰国、他人になりすまして潜伏していた。警察に黙秘を
通したが、最近になって、関係者に手口を明かしていた。「他人」は、北朝鮮への帰還事業で
帰った在日朝鮮人の中から年齢や住所を基準に選んだという。
逮捕から20年。柴田元メンバーによる「背乗(はいの)り」と呼ばれるこの手口の
具体的方法が明らかになるのは初めて。
よど号事件当時16歳の高校生。逮捕は34歳の時だった。
逮捕容疑は、帰国し、ある男性になりすまして国内で旅券を取得したなどとされた。
柴田元メンバーが関係者に語ったところによると、80年代初め、よど号グループのリーダー
故田宮高麿・元幹部から「なんとか日本に帰れないか」と言われたのがきっかけだった。
田宮元幹部は「革命のために日本で人と金を集めてほしい」と求めてきたという。これを受け、
指名手配中だったため「偽の身分を使えたらいい」と「背乗り」を思いついたという。
まず、帰還事業の関係者から、理由をつけて数回分の永住帰還者名簿を入手した。中から、
自分と年齢が近い男性を選び、さらに帰国後活動しやすい都市部に本籍のある人を抜き出した。
5人程度に絞り込み、面接するなどして本籍などを確認。浮かび上がったのが、兵庫県尼崎市を
本籍とする二つ年上の男性だった。
(以下>>2以降に密航)
朝日新聞 asahi.com(2008年05月11日10時10分)
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