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しかし、ここ数年、13字の字幕を読み切れないという若者が増加。映画離れを食い止めようと、
製作、配給会社では苦肉の対応を余儀なくされている。字幕づくりの現場では、
10字前後で区切って行数を増やしたり、漢字を省いたり…。
さらに、字幕を必要としない吹き替え版へシフトする動きもある。
東宝東和では8月から10月の3カ月間で計3本のハリウッド大作を公開するが
「吹き替え版を過去最大級の手厚さで用意する」と話す。ワーナー・ブラザーズ映画も
「ハリー・ポッターシリーズの場合、吹き替えが6割で字幕版を上回っている。
その他の作品でも吹き替えの比率は年々高まっている」と説明する。
字幕以前の問題も。ある映画会社の製作担当者は「スパイ系作品の試写会後
『ソ連って何ですか?』、『ナチスって何ですか?』との感想が寄せられ、本当に驚いた」と打ち明ける。
「スパイダーマン」シリーズなど計約1000本の映画の字幕づくりを担当した
この道約30年のベテラン、菊池浩司さん(60)は
「知っていて当然の日本語を知らない若者が増えているようだ」と話している。(終)