08/05/11 02:57:26 0
「姫路菓子博2008」の閉幕が11日に迫っているが、次の開催地がまだ決まっていない。
次回開催地が決まらないままの閉幕は、菓子博約100年の歴史で1度しかない異例の事態。
全国菓子大博覧会協議会(東京都)は「事業費負担が重く、地方自治体の財政難が影響している」と困惑している。
(広岡磨璃)
菓子博は一九一一(明治四十四)年、「帝国菓子飴大品評会(ていこくかしあめだいひんぴょうかい)」として始まった。
菓子産業の振興が目的だったが、近年は地域活性化イベントとしての様相を強めている。
八九年の松江市での開催以降、菓子業界と地元自治体による主催が慣例になり、姫路菓子博でも兵庫県、姫路市、
業界で実行委を組織し、事業費約十三億円を組んだ。
通常は博覧会中に次回開催地を発表するが、今回は手を挙げる地域が一カ所もなかった。
博覧会協議会によると、現在、複数の地域が興味を示しているが、財政難を理由に自治体と菓子業界の意見が
まとまっていないところがあるという。
過去の菓子博では、赤字に陥りそうだったが、県が補てんしたケースもあった。
次回開催時期は明確になっていないものの、二〇一二年がめど。準備には少なくとも二年が必要で、
協議会の岡本楢雄会長(79)は「歴史ある博覧会なので引き続き、各地の菓子業界に開催を働き掛けていきたい」
と話している。
神戸新聞 (5/10 10:12)
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