08/05/09 19:47:07 AdZeJJWf0
私は、日本の政治家は国会という舞台の上で、日本の支配階層が書いた
脚本を演じる俳優に過ぎないと考えています。政治劇の脚本を作るに
当たっては、テレビドラマや映画などの制作に関わる人々、つまり電通が
大きな役割を果たしているはずです(同様にアメリカでも、ハリウッド関係者
が米国政治の脚本制作に参加していると想像します)。
政治関係のブログ、あるいは2ch掲示板などで作られている『ネット世論』
らしきものも多くは電通関係者が深く関与していると想像しています。
このような『政治家=俳優』仮説を前提に考えると、政治家にとって重要
なのは信念や信条、あるいは人格の高潔さではなく、外見、演技力、
キャラクター、過去に出演した政治劇で演じた役柄の積み重ねにより
作られた虚像などではないかと思います。
小泉元首相は日本的経営、日本的社会を破壊して日本の敗北を作り出す
という政治劇の主演男優でした。この作戦は広大な日本経済という戦場に
国際金融資本をわざと引き込んだ上で、自分の有利な戦場で戦うという
ものだと私は考えています。ナポレオン戦争や第二次大戦でのロシアの
戦いぶりを、日本経済という分野に応用した様にも思えます。
彼は非常に上手に演じましたが、その結果「小泉=日本的経営・日本的
社会の否定者」という虚像を有権者の心の中に作りだしてしまった様に
思われます。今後の日本に必要なのは、日本的経営・伝統的日本政治
の復活です。ネット上での小泉政治批判はそのような世論を作り出す
ためのものでしょう。従って、小泉氏が再度政治の表舞台に立つことは
無いのではないかと私は考えています。