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・米軍需大手のレイセオン社は4月28日、ソルトレークシティーに開設した新研究施設で
研究開発を進めている軍用モビルスーツ「エクゾスケルトン(Exoskeleton)」を公開した。
「エクゾスケルトン」は「より強く、より早い」兵士の作りだすことを目的に米国防高等研究
計画局(DARPA)が7500万ドル(約75億円)の費用を拠出することで2000年から研究開発が
開始されたものとなる。
複数のセンサー、アクチュエーター、コントローラーから構成されたモビルスーツを装着
することで兵士は100キロ前後の重量物を持ち上げる重作業から、サッカーのような素早い
運動や、階段の上り下りのようなバランスを必要とする運動まで幅広い活動を通常の人間の
運動能力を超えて可能となる見通しだ。
開発を担当しているレイセオン社のスティーブン・ヤコブセン(Stephen Jacobsen)博士は
「このモビルスーツにできないことは飛ぶこと位だ」と述べている。
この「エクゾスケルトン」、現在はまだ外部電力に依存しているため、スタンドアローンで
動作を行うことができないといった問題を抱えているものの、ヤコブセン博士を中心とする
研究グループでは2020年位をメドにこのモビルスーツの実用化を目指したいとしている。
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